つかこうへいさんご逝去

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    JUGEMテーマ:演劇・舞台

    とても驚きました。
    劇作家で演出家のつかこうへいさんが肺がんでお亡くなりになったそうです。
    まだ60代という若さ、それより何より、あのキャラクターを思うと、いつか亡くなることすら想像できませんでした。

    子供のころ意味も分からず『蒲田行進曲』(映画)を観ました。TV放映でした。
    なんかガチャガチャしてて色味の暗い映画だなぁ、ぐらいにしか思わなかった気がします。
    高校卒業して進学のために上京し、早稲田大学の演劇サークル(劇団?)に出入りするようになって、初めて舞台を観に連れてってもらいました。
    18歳まで宮崎の田舎で育った私には、東京で見る「演劇」はカルチャーショックでした。
    宮崎で観ることができるのは、学校に巡業に来る子供向けのお芝居だけでしたし、市内には確かに劇場などもありましたが、そう言ったことに興味のない親が、安くはない芝居のチケットなど買ってくれるわけもありませんでした。

    初めて観たのがシアターΧ(カイ)での『飛龍伝』だったように思います。
    何の予備知識もなく観たそれは衝撃でした。
    早いセリフ回し、叩き込まれるような言葉の数々、役者のアグレッシブな動き。
    どれにも圧倒されて、田舎娘で免疫のない私は目まぐるしく展開する舞台にあたふたと付いて行くのがやっとでした。

    「演劇ってこんなものだったんだ!?」

    ドキドキしながら夢見心地で劇場を後にしたのです。
    (実はその時の飛龍伝は石田ひかりが主演で、イマイチではあったのですが)ライブの臨場感に興奮さめやらなかったのを覚えています。

    その後も色々観に行きました。
    『熱海殺人事件』とか『幕末純情伝』とか。
    本も読みました。戯曲以外にエッセイとかも。
    つか節は何を観ても何を読んでも健在で、それを確認するとテンション上がりました。

    つい最近、CATVで偶然『蒲田行進曲』を観ました。
    子供には理解できなかったのも当然でした。
    これは大人の人生の話だったのだから。
    私は「ああ、つかこうへいの芝居だ」と思いながら、でもやっぱり舞台で観たいなぁ、と思いました。
    一緒にTVを観ていたダンナに「次に芝居かかったら観に行こうよ」と誘っていたのです。


    演劇から離れてもう何年も経ちますが、つかさんの芝居がかかってると「観たいな」とは必ず思っていました。
    でもまた次の機会があるだろう、と思い続けて、結局観に行かなかったのです。
    次など待たずに観に行けば良かった。

    ご冥福を心よりお祈りしています。

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